教育活動

歯学部学生教育

歯学部の学生が歯科医師になるまでには多くのことを学びます。そしてその内容は医学の発展とともには膨大な量になっています。私たちが学生に伝えたいことは、歯科医学は国民の皆さんの健康に大きく貢献できるものであり、それ故に学ぶ価値のあるものであるということです。私たちはこの素晴らし歯科医学に少しでも興味と関心を持ってもらえるような講義・グループ学習・実習・演習などを行えるよう日々考え努力しています。試験に合格し進級していくことは並大抵のことではありません。厳しい道ですが十分に乗り越える価値のあるもです。私たちは学生が自主的に歯科医学を学ぼうとする態度を尊重し、互いに切磋琢磨できるような環境を作りを目指しています。そして何より学生の教育を通じて私たち教員やスタッフも多くのことを学んでいるのです。

歯科麻酔学講義

1年次には歯科麻酔学に関する歯学概論を行います。

4年次には麻酔学・歯科麻酔学の系統的講義を8コマ行います。そこでは麻酔学・歯科麻酔学・全身管理学を学ぶ上での基礎的な項目を学習します。また講義の後半の6コマでは術前の患者さんの状態をどのように評価したらよいかを学ぶケーススタディ(Case Based Learning)を行います。この演習は麻酔学だけでなく、学生が今まで習ってきた基礎医学・内科・外科・口腔外科の知識を総動員し、調べ・考え・結論を導くことを行います。


心肺蘇生法実習

また授業終了後5年生に進級した学生に対し基本的心肺蘇生法の講習を行っています。


臨床実習(歯科麻酔学:ベッドサイド学習)

5年次の臨床実習では小グループで実際に全身麻酔で手術を受ける患者さんの術前評価と麻酔管理管理計画を立てる実習を行います。患者さんの実際の臨床データーについて自ら調べ吟味し、インストラクターとともに問題点を抽出し、その問題についての対策を検討する実践的実習です。

シュミレーション実習

麻酔の導入を体験してもらうために高度シュミレーションをシステムを用いて人工呼吸・気管挿管などの手技や麻酔管理で使用する道具などについて理解を深めます。

また伝達麻酔や局所浸潤麻酔法についてはシュミレーション用のマネキンをもちいで実習を行います。マネキンを使用することで繰り返し納得いくまで基本的な手技を学ぶことができます。